福井たかおのブログ

福津の中学生に聞いた「大人になっても福津に住みたい?」

9月8日、福間中学校で特別授業「福津の仕事人」が開かれました。関係者のみなさんが企画し、地元で活躍するさまざまな仕事人が講師として集まってくださいました。ご自身の仕事の手を止めて、2年生と向き合う時間をつくってくださったことに、まず感謝を申し上げます。私も講師の一人として、生徒たちと少人数で話してきました。

■ 聞いて、尋ねて、体験する授業
この授業は、大人の話を聞いて終わりにしません。
第1部は少人数での対話です。生徒たちは講師に「どうしてこの仕事を選んだのか」「やりがいを感じるときは」「収入は」と、率直な質問を投げかけていました。講師のみなさんは、その一つ一つに丁寧に答えてくださいました。
第2部は体験授業です。飲食業、設備業、生命保険業、美容関係など、さまざまな業種の講師が、仕事の一部を生徒たちに体験してもらいました。
開会のあいさつで、商工会青年部の中村部長は、将来の仕事だけでなく進学や結婚も含めて、これからの人生の大事な選択のヒントにしてほしいと話していました。

■ 私が中学生に話したこと
私は長崎県の五島列島、人口1,500人ほどの島で育ちました。福間中学校の生徒数とあまり変わらない人数です。福津に移り住んで11年。市議会議員を6年務め、市長になって1年半がたちます。
授業では、市の予算の話もしました。福津市の1年間の予算は約300億円規模です。学校、道路、ごみ、福祉、災害からの復旧。限られたお金を何に優先して使うかを決め、議会に提案して認めてもらう。これが市長の大きな仕事です。
生徒たちに伝えたかったのは、私自身、最初から市長を目指していたわけではないということです。やりたいことを続けているうちに、道がつながってきました。

■ 「住みたいけど、やりたいことがある」
私からも生徒たちに一つ聞いてみました。「大人になっても福津に住みたいですか」。
返ってきた答えの一つが「住みたいけど、やりたいことがある」でした。
正直な声だと思います。いまの福津は、福岡市や北九州市などへ働きに出る人が多いまちです。住みやすさは磨いてきました。ただ、ここで働く選択肢はまだ多くありません。
福津市は令和8・9年度、「臨時行財政運営方針」のもとで3つの柱に力を集めています。その一つが、人も企業も行政も「稼ぐ」まちづくりです。企業の誘致や創業の支援を進めていきます。インターネットを使って地元で働ける仕事も含めて、福津で働ける選択肢を増やしていきます。
この日、講師として来てくださった方々は、まさに福津で働き、福津で事業を営んでいる人たちです。こうした仕事人がもっと増えれば、「やりたいこと」と「福津に住むこと」の両方を選べる若者も増えるはずです。
私にも4歳と2歳の子どもがいます。この子たちが大人になったとき、仕事がないから福津を出ていく、と言わなくてすむまちにしたいと思っています。

■ ご家庭でお願いしたいこと
ご家庭でも、ご自身の仕事の話をお子さんにしてみてください。どうしてその仕事を選んだのか。どんなときにやりがいを感じるのか。この日、生徒たちが講師に聞いていたのと同じ質問です。いちばん身近な大人の答えが、進路を考えるときのヒントになると思います。

■ 講師のみなさんへ
この授業を企画してくださった関係者のみなさん、そして講師を引き受けてくださった仕事人のみなさん、本当にありがとうございました。教科書では伝えきれない「働く」ことの大変さや楽しさを、生徒たちは目の前の大人から受け取ったと思います。地元にこうして子どもたちを支えてくださる方々がいることは、福津の大きな力です。あわせて、受け入れてくださった福間中学校の先生方にもお礼を申し上げます。

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