福井たかおのブログ

福津市の「育てる漁業」の見学会

2月5日は学校給食の使用済みコンブを活用したクロアワビ稚貝の中間育成試験場(福岡県立水産高校)の見学に議員有志で伺いました。

福津市では学校の給食で使用したコンブを活用して、鮑の稚貝を水産高校の先生と生徒の協力のもと育成する取り組みを行っています。

1センチ程度の稚貝にコンブを食べさ、3センチほどの大きさに成長したらその稚魚を海に放流します。

市の職員の方の提案で実現した取り組みです。海産物が減って稚貝の育成が難しくなる中で、本来は廃棄処理されるコンブを活用した地域循環の取り組みを地元の高校と歩みはじめています。

また、この日は漁協の関係者から海藻の減少やウニの異常繁殖で起きる磯焼けや、漁業従事者の後継者不足など福津の水産業に関わる課題も聞くことができました。

海洋資源を守り、育んでいくためにも先進的な取り組みを体感できましたが、環境保全と漁業関係者の支援は急務な課題だと改めて認識できました。

今後、各関係者からもお話を伺いながら循環型の社会に向けて海洋資源を生かした我が市の政策をより進めていけるように動きます。

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