福井たかおのブログ

公共施設の使用料・利用料の改正に反対討論

令和5年3月定例会で、公共施設の使用料・利用料の改正にかかる議案が提案されました。各施設の値上げ・値下げを整理して料金が改正されるものです。

今後の公共施設の活用を考える上で利用者への負担を公平に行い、施設の維持利用を行っていく必要性は理解できますが、以下の2点の理由より、使用料の改正全体に反対をしました。

一つ目は、使用料を変更する上での減免又は措置の明確な基準がないことです。使用料の変更を行うにもかかわらず、施設使用料に係る減免基準の提案がされませんでした。減免制度は、使用料の全部又は一部を政策的に免除しているものです。使用料と基準を定めるのと同時に、市として施設を利用する人と利用しない人の公平性を確保するため統一した基準を示す必要があります。

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2つ目は、利用する方々・団体・事業者への説明ができているところと、できていないところの説明が不十分で市民が納得していないことです。前回の使用料の改正においても、市民への説明されていないことを理由に反対答弁を行いました。今回は広報や個別の施設に関して説明を行っていますが、説明していない施設があり、利用者が困惑していました。

また、常任委員会後の学校施設の利用に関しては減免措置等の説明が不十分だったため、利用する市民が納得できていません。一つ目の理由に含まれますが、統一的な基準がないこと、また市役所全体で使用料を上げるための組織運営ができていないことは、今後の公共施設の運営、使用料の改正にも支障をきたします。

以上の理由より反対としました。早急に「受益と負担の公平性の確保」のため、減免基準の統一化を現状を踏まえたうえで作成し、現在の利用している方を第一に考えて使用料の基準や減免の基準をもとに説明を行い、各関係者のニーズを捉えた上で、より活発に公共施設を長期的に利用できる環境を整備して欲しいと考えています。

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