年末になると、次の年をあたたかく迎えるために、市内各所で「餅つき」が行われています。近隣の方々が集まり、元気な掛け声が。
テントや、臼・杵などを準備してくださる方。
米を蒸す方。
餅をつく方。
餅をこねる方。
餅つきは、単に季節の食事の確保のための労働という面だけではなく、地域の中の役割分担を楽しみ、そして地域の縁が新たに結ばれることを実感できる行事です。
先日、福津市内のある地域の「餅つき」に参加させていただきました。
餅つきは、ほんとにいろいろな役回りがあります。一人ではできません。
老若男女、世代や属性を問わず、お互いに声をかけ合いながら。子どもたちも、大人の背中を見ながらいろいろな体験をしています。そして、子どもを見守る大人の皆さんのまなざしも。
万が一、福津が大きな災害に見舞われたとき、避難所の運営は地元の方々が担うことになっていきます。行政や消防、それに消防団なども役割に応じて取り組みますが、いざというときに備えての自助・共助のための練習とも言えます。
地域の輪が、もちつきという機会を通して広がっていくこと。そして、こうした場を通して街の思いが次世代に紡がれていくこと。そうしたちょっとしたことを大事にしていきたいと思います。
ちなみに、参加した方々の大事な役回りの一つは、ついた餅をオイシク食べること。今年の秋の実りを実感し、また、米を育てた生産者さん、その稲を育てた福津の大地や水、太陽の光に感謝すること。
そんな時間を、お互いの笑顔を見ながら過ごすことができる餅つきは、やっぱりいいですね。餅の中には「夢」もしっかり詰まっていました。
福津市内で行われる「餅つき」があったら、ぜひまた混ぜてください!
また、「餅つき」の合間合間に、福津への思いを聞かせてくださりありがとうございました!
この記事へのコメントはありません。